メンバー成長記 | Life is Tech! MAGAZINE /news ライフイズテック最新情報を配信中 Mon, 08 Mar 2021 07:45:02 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.7.12 【スクール卒業生インタビュー!】進路を切り開いた Life is Tech ! スクール /news/interview/2020-memberinterview-06?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=2020-memberinterview-06 /news/interview/2020-memberinterview-06#respond Mon, 08 Mar 2021 06:28:37 +0000 /news/?p=4965 今回は Life is Tech ! スクールを卒業し、現在メンター(生徒を指導する現役大学生・大学院生)として活躍する…

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今回は Life is Tech ! スクールを卒業し、現在メンター(生徒を指導する現役大学生・大学院生)として活躍するメンターにインタビュー。

Life is Tech ! スクールに参加したきっかけや体験などを振り返ってもらいつつ、スクールでの学びと今の進路の繋がりについてうかがった

今の進路につながったLife is Tech ! スクールでの経験

―― おふたりは普段どちらの大学に通われているんですか?

柴原佳範さん(以下、カフカ):慶應義塾大学環境情報学部に通っています。4月からは2年生です。多岐の分野を横断して学びながら、メディアアート作品の制作を目指し、日々学んでいます。

長友優果さん(以下、ちゃつみ):通っていたのは、明治大学理工学部の情報科学科です。ソフトウェア工学研究室に所属して、ウェブサービスをつくるなどソフトウェアを研究してきました。

―― その進路を志したきっかけを教えてください。

カフカ:僕は中学1年生からLife is Tech ! のスクールでiOSアプリのプログラミングを学ぶ中でITの素晴らしさに気付きました。それと同時にテクノロジー全般が生産性の向上や効率のために用いられている場合が多いことに疑問を抱いたんです。ITを用いて美しいものや感情を揺さぶるものを生み出したいと思い、今の進路を選びました。

―― ITで感情を揺さぶるもの、ですか?

カフカ:中3くらいの時にメンターからAdobeのIllustratorの使い方を学ぶ機会があって、グラフィック制作にはまったんです。作品を毎日Instagramで発信しては、Life is Tech ! の仲間や学校の友達からリアクションをもらうのが楽しくて。この時にテクノロジーで便利さや分かりやすいメリットだけではなく、心を豊かにするものづくりを意識するようになりました。

――  ちゃつみさんの進路を選んだ理由も聞かせてください。

ちゃつみ高校1年生の頃にLife is Tech ! でプログラミングに出会ったのがきっかけです。通っていた高校は進学校だったんですが、私はあまり学力に自信がなく推薦でなければ進学が難しくて……(笑)。ただ情報は比較的得意だったので、先生がLife is Tech ! を紹介してくれたんです。推薦入試に活かせるプログラミングを学ぶために参加したところ思いのほか楽しくて、せっかくなら大学でも学んでみようかなと思うようになりました。通う大学のAO入試が実技と面接だけでいけたという本音も少しありますが(笑)。

―― プログラミングを始めたきっかけを「進路のため」と言っていましたが、プログラミングは実際のところ、入試に役に立つのでしょうか?

ちゃつみ:私の場合はめちゃくちゃ役に立ちましたね。Life is Tech ! スクールでつくった作品はもちろん、プログラミングを好きになった理由などを面接でもしっかり話せたので。

カフカ:僕の大学の入試では、これまで学んできたプログラミングを絡めた資料を入試に提出しました。ちゃつみほどダイレクトに役に立ったわけではないと思いますが、少なくともプログラミングができるという土台は、大学入試において他の人との差別化になると思います。ITの力を重視しているところなら間違いなくアピールポイントになるかと。

ちゃつみ:あとLife is Tech ! だったからこそ、というのはあると思います。今はプログラミングを学ぶならいろんな選択肢がありますよね。ただプログラミングを楽しいと思ったきっかけなどの話は、Life is Tech ! に通っていたからこそ面接で話せたと思うんです。


スクール時のカフカと、Life is Tech ! 代表水野との近影

切磋琢磨できる仲間に出会いコンテストに挑戦できた

―― プログラミングを楽しいと思えたのがLife is Tech ! だったからこそと言えるのはなぜですか?

 

ちゃつみ:今だからこそ言えるんですが、たぶん私はプログラミングが好きというよりも、Life is Tech ! という場所の空気が好きだったんだと思うんです。高1の時に初めてキャンプに参加してプログラミングで何かを作るのも楽しかったのですが、それ以上に同じ班のメンバーとメンターとのお昼の時間が思い出として強く残っていて。そういう場に気持ちが乗せられてきっと、「私、できる!」と錯覚したんですよね(笑)。

カフカ:僕もその気持ちは分かります。僕は長期休みのたびにキャンプに参加する中で、もっとプログラミングの理解を深め、長期スパンで大掛かりなアプリ制作に挑戦するためにスクールに通うようになりました。学校以外の同世代の仲間やメンター、社員の皆さんたちとのかかわりが楽しかったのもLife is Tech ! を続ける大きな理由だったので。

―― プログラミングの楽しさはもちろん、学校外の友達との出会いもLife is Tech ! を続ける大きな理由になっていたと。

カフカ:はい! 僕はずっとスクールでアプリを制作し、アプリ甲子園という大会では最終上位10組のファイナリストに残ったこともあります。これも「決勝までいこう」と励まし合い、切磋琢磨できる仲間がいたからだと思っています。Life is Tech ! で当時の自分の世界がグッと広がったのは間違いありません。Life is Tech ! に行かなければ接点がなかった人と今でも連絡を取り合うくらいつながっていることも嬉しいです。


2017年アプリ甲子園のファイナリスト発表時のカフカ

自分の夢や選択肢に可能性を見い出せるLife is Tech ! スクール

メンターとしてLife is Tech ! キャンプに参加するちゃつみ


―― スクール生、メンターとして経験を積みいろんなスキルを磨いていくと、自分自身にも新たな可能性が見つかりそうですよね。

カフカ:僕はまだ抽象的なんですが、スクールに通っていた中高生の頃から持ち続けてきた衝動や無謀さを失わずに、何かしらを生み出し続けていたいと思っています。Life is Tech ! はそういう衝動を大切にしてくれる場所です。

ちゃつみ:Life is Tech ! は本当に人生が変わる場所。自分を全て受け入れてくれ、新しい自分を見つけられる場所だと思います。


Life is Tech ! スクール集合写真(カフカがスクール生時)

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現在、Life is Tech ! スクールでは春学期申し込みを実施中。Life is Tech ! スクールは、パソコンに触ったことのない初心者でも1年間でプログラミングの基礎から実際にストアにアプリやゲームをリリースできるようになるためのプログラムです。

詳細・お申し込み:
/school/

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ライター:クリス(@qris_)

 

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【メンバー成長記】ふたりだからこそ生み出せるものがある! 女子高生2人組がオリジナルブランドを作ったワケ /news/member/2020-memberinterview-05?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=2020-memberinterview-05 /news/member/2020-memberinterview-05#respond Tue, 20 Oct 2020 07:57:46 +0000 /news/?p=4576 ライフイズテックに通う西江桜紀さんと加藤りさ子さんの女子高生2人組が、ブランドを立ち上げたらしい。その名も『söpö m…

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ライフイズテックに通う西江桜紀さんと加藤りさ子さんの女子高生2人組が、ブランドを立ち上げたらしい。その名も『söpö minä(ソポミナ)』。フィンランド語で「かわいい私」を意味するブランド名だ。
なぜブランドを立ち上げることにしたのか。また、なぜふたりでプロジェクトに取り組もうと思ったのか。その理由を聞いてきた。

 

身近なものを自分の手でつくってみたい! ものづくりへ情熱を注ぐふたり

“さっきー”と“とっぽ”。ふたり揃わなければ生まれなかったブランド『söpö minä』

ふたりが描く、『söpö minä』と自分自身の未来

 

身近なものを自分の手でつくってみたい! ものづくりへ情熱を注ぐふたり

—— もしかしてふたりが着ているその服は、自分たちのブランドの……?
西江桜紀さん(以下/さっきー):  はい。『söpö minä(ソポミナ)』のTシャツを着ています。

 

—— かわいいですね! それにしてもブランドを立ち上げるなんて、その行動力に驚きました。ふたりとも元々そういう、何かものをつくることに興味があったんですか?
加藤りさ子さん(以下/とっぽ):  そうですね。私は小学2年生の時に知り合いに誘われて、ロボットプログラミングの教室の体験に行ったのがきっかけだったと思います。想像したものを実際に動かしたり作り出せたりすることが面白くて、毎月のようにプログラミング教室に通ってましたね。

さっきー: 私の場合は、きっかけというより物心がつく前からずっとものづくりに興味があったんだと思います。例えば幼稚園の頃、ダンボールや紙、お菓子の箱を使ってDSを手作りしていました。他にも商品パッケージやお店のロゴを見ては、ジュースのパックや何かのロゴを自分で考えてお絵かき帳に描いていた記憶があります。また学校の授業で新聞を作成した時も、レイアウトなどにとてもこだわっていました。とにかく好奇心旺盛で、いろんなことに手を出していましたね。

『お菓子の箱を使って作ったニンテンドーDS』

 

—— ふたりとも、自分が思い描いたものを生み出すことに、熱中していたんですね。しかしさっきーさんは、ものづくりといってもプログラミングとは別畑のような気がします。
さっきー: 確かにプログラミングについては、よく知りませんでした。しかし小学生の頃からパソコンをいじるのも好きだったので、おそらくその頃からプログラミングについて漠然としたカッコよさを感じていたんだと思います。

 

—— プログラミングに魅了されたとっぽさん、そしてぼんやりとカッコよさを感じていたさっきーさんが、ライフイズテックに行ってみようと思ったきっかけは?
とっぽ: 私は最初、ロボットプログラミングをしていたんですが、その中で自分が普段使っているアプリやWEBサイトもプログラミングでできていると知ってもっと幅広く学びたいという思いが強くなったんです。そこで夏休みを利用してプログラミングを学べる場所を探したところ、ライフイズテックの夏キャンプを見つけて参加することにしました。

さっきー: 私は母の紹介ですね。「好きそうだから、参加してみない?」とライフイズテックのウェブ広告を見せてくれて。ものづくりもパソコンいじりも好きだったので、すぐに参加を決めました。

 

—— 今の世の中には、いろんなプログラミングスクールがあると思うんですが、なぜライフイズテックを選んだのでしょうか?

さっきー: コースがたくさんあったのが、とても魅力的でした。初めて参加した中学1年生の時はLINEスタンプコースを選んだんですが、自分が描いた絵をスタンプにできるんだと思うと、とてもワクワクしたんです。

とっぽ:  あとライフイズテックは、参加者のものづくりへの姿勢がすごく楽しそうだったんですよね。そこに私は惹かれました。

ライフイズテックのスクールでの開発風景(2020年1月以前に撮影)

 

“さっきー”と“とっぽ”。ふたり揃わなければ生まれなかったブランド『söpö minä』

—— ものづくりへの情熱が爆発しているふたりは今回、ブランドを立ち上げたわけですが、このプロジェクトにはスクールに通い始めてからずっと取り組んでいるのでしょうか?
さっきー
: 実は私たち、キャンプも校舎も学年も違うんですよ。2020年の1月にとっぽが運営していたイベントで会うまで、お互いの顔も知らなかったんです。

 

—— てっきりライフイズテックの同じ校舎に通っているものだと思っていました。ちなみにそのイベントは、どんな内容だったんですか?

とっぽ: メンバーとメンターが集まって、開発の意見交換をし合うプログラミングイベントです。

 

—— イベントまで企画しちゃうんですか!
とっぽ: 別のメンバーが企画した「みんなで集まって楽しい時間を過ごそう」みたいなオフ会に参加した時に、もっとライフイズテックらしく、みんなで開発をしたり意見交換をしたりする場ができたらいいなと思ったので、社員さんに相談してプログラミングイベントを開催することにしたんです。


メンバーが主体となって開催したプログラミングイベント(2020年1月撮影)

—— いろんな人の作品やものづくりの過程を通して、刺激がもらえそうですね。そしてそこにさっきーさんが参加した、と。

さっきー: はい! 私は中学1年の夏キャンプからライフイズテックに通っているんですが、2019年のクリスマスキャンプに参加した時に初めて、たくさんのメンバーやメンターさんと仲良くなれた気がしたんですよね。ライフイズテックのメンバーって、クリスマスキャンプのあとに「ロス」になっちゃう人が多いんですよ(笑)。私もその1人で。また私は、キャンプでやり残したことがあったんです。もっとデザインのことを学びたいと思っていたところに、とっぽのイベントの情報がTwitterで流れてきて。メンバーやメンターさん、そしてずっとTwitterで気になっていたとっぽに会いたいという気持ちもあって、参加しました。

 

—— イベントの前から、Twitterでお互いのことは知っていたんですか?
とっぽ: はい。私はさっきーがTwitterにあげるイラストやデザインを見て、「これがグッズになったらいいな」と思っていたんですよ。

さっきー: 私もとっぽのWEB系やコーディングの発信を見て「すごい」と思っていたんです。とっぽのポートフォリオには自分ができることも書いてあって。それを見ていると、とっぽの得意なことが分かるんですよね。

 

—— お互いの才能に惹かれ合っていたんですね。そんなふたりは、いつ頃ブランドづくりをはじめたのでしょうか?
とっぽ: 新型コロナウイルスの影響で学校が休校になったタイミングですね。お互いの得意をいかす「ブランドづくり」をしてみないかと、さっきーに連絡を取ったんです。

さっきー: 私もとっぽからブランドづくりに誘われた瞬間、「それだ」と確信したんですよ。というのも私は普段から、自分が「かわいい」「好きだ」と感じたことを皆に知ってもらえたらと、Twitterで発信を続けていて。そして休校期間中、これまでの発信をもっと大胆にできる方法が無いかと考えていたところに、とっぽからの誘いがあって。そこからすぐにzoomで会議を始め、計画を立てました。

 

—— ブランドをつくっていくとなるとコンセプトが大事なのかなと思うのですが、出会ってまもないふたりでは、意見のすり合わせも大変だったのでは?

とっぽ: コンセプトをつくる前の段階から、ふたりの間の「かわいい」にズレがあるのは分かっていました。だからSlackにチャンネルを作って、お互いが思う「かわいい」を共有して、すり合わせをすることにしました。ただやはり、お互いが感じる「かわいい」という感覚の違いは完全には埋まらなかったので、テーマが1つに絞れなかったんです。だったらそれぞれが思ういろんな「かわいい」を集めたブランドをつくればいいんじゃないかとなり、『360°いろんな「かわいい」』をコンセプトにしました。

『söpö minä(ソポミナ)』公式サイトより

 

—— 「かわいい」が合わないとなると、話し合いもなかなか進まなかったのでは?

さっきー: それがそうでもなくて。実は私たちはふたりとも、話し合いをつくっていく立場になることが多くて、いろんな人の意見や希望を最大限活かすにはどうしたらいいかを考えるクセがついていたんです。そんなふたりが揃ったから、自然とそういう話し合いができたのかもしれません。自分の意見だけが絶対に正しいとも思ってないし、なによりお互いに尊敬しあっているので、相手の意見も取り入れてどうアップデートするかを考えるんですよね。

 

—— 簡単に言っていますが、その話し合いの仕方は大人でも難しいですよ。話を聞けば聞くほど、ふたりが今年の1月にはじめて会ったのが信じられないくらい、信頼関係の強さを感じます。

とっぽ: 私たちはきっと、ものづくりに前向きという共通点を持ちつつ、互いが互いにないものも持っているからこそ尊敬しあっているんですよね。実際にアイデア出しをする中でさっきーは、私1人だと思いつかないようなことを発案してくれるんです。デザインに強いさっきーと一緒にものづくりをすることで、今まで触れてこなかった技術に挑戦する機会も増えましたし。なにより言葉だけじゃなくて具体的に進めていけるのが、さっきーなんです。そんな彼女だから刺激し合えてるのかな、と。1+1が2ではなくて10とかそれ以上になるというか。プラスアルファなクリエイティブが生み出せているのは、さっきーがパートナーだからだと思います。

さっきー: 私もWEBサイトを通じてブランドをたくさんの人に知ってもらえたのは、とっぽがいたからだと思っています。とっぽは向上心が強いので、周りや私からの意見を踏まえて、多くの方々に使ってもらいやすいサイトにアップデートしてくれるんですよ。とっぽのそういう部分に大きな魅力を感じますし、新しくなったサイトを見るたびにワクワクするんです。そしてそんな彼女からの信頼を感じるからこそ、自分もいいデザインをつくろうという気持ちをもらえるんです。また私は今でこそ自分の好きなことを発信していますが、元々は発信することに消極的でした。反対意見がくるのが怖かったし、なにより自分に自信がなかったんです。でも何事にも積極的なとっぽと仲良くなったことで、発信する勇気が持てて、自分にも自信がついて、世界が広がりました。今では、とっぽのイベントに運営側として参加するようになったくらいです。

 

 

ふたりが描く、『söpö minä』と自分自身の未来

—— ちなみにこれから『söpö minä』というブランドをこうしていけたらいいな、みたいな展望はあるんですか?

とっぽ:「デザフェス」への出展を目標にしています。そこでお客さんに実際の商品を手に取ってもらえたらなあ、と…。あ、言っちゃった(笑)!

さっきー: ヤバいよ(笑)! といいつつ私にも野望があって。今私たちは高校生で、財力がありません。だから今の『söpö minä』は、在庫を抱えなくていいサービスを経由してアイテムをつくっているんです。ただこれを将来的には、ショッピングモールなどにあるポップアップショップみたいなリアル店舗で、在庫を持った状態で販売してみたいと思っています。また個人的にはアクセサリーもつくってみたいので、勉強しています。

 

—— ふたりが思い描く『söpö minä』の未来像を実現するためには、ふたりのスキルを今以上に高めていく必要もありそうですね。

さっきー: はい! だから私は、美大のデザイン科を目指すことにしました。デザインをやっている人しかいない環境に身を置いて、刺激をもらいながらスキルを伸ばして『söpö minä』の活動にも活かしていきたいです。

とっぽ: 私も『söpö minä』の活動を通して、自分のスキルを伸ばす必要性と同時に、使ったことのない技術に挑戦したい気持ちが強くなっています。だから大学の情報学部に進んで、プログラミングのスキルはもちろん、人に届く作品にするためにはどうしたらいいかについてもしっかり学びたいと思っていて。『söpö minä』を通して、大学でプログラミングをやりたいという気持ちが、より強くなりましたね。

 

—— 『söpö minä』は、ふたりが進路をより深く考えるきっかけにもなっているんですね。ますますふたりが生み出すものへの期待が高まってきました。それと同時に、ふたりがライフイズテックに通っていてよかったなあ、と。出会っていなれば、このブランドは生まれてなかったわけですし。

とっぽ: そうですね。さっきーや私に限らずライフイズテックのメンバーって、つくった作品や活動を当たり前のようにSNSで発信するんですよ。そこから「これ、自分もやってみたい」「こんなフィードバックがもらえるんだ」といった気付きをもらえるんです。そういう環境や文化があって自分も積極的に発信する側になったからこそ、さっきーや仲間たちと出会えたと思っています。

さっきー: 私も自分が発信する側になって、共感される喜びを知って、自分の世界がぐっと広がったんですよね。ライフイズテックって、同世代の仲間はもちろんなんですが、いろんな知識やスキルを持った社会人や大学生とも深くかかわれる場所なんです。自分が何か新たなことに挑戦したいと思ったときにその道に詳しい人へ相談しようと思っても、学校に通っているだけだとそういうつながりってなかなか得られないじゃないですか? それがライフイズテックならできるんです。だからライフイズテックは、何かのきっかけやつながりをつかめる場所なんじゃないかなと思います。

とっぽ: しかもプログラミングやその他の情報だけじゃなくて、たくさんの「すごい」をもらえる場所でもあると思っています。いろんな得意を持った人たちから、めちゃくちゃ褒めてもらえるんですよ。これがライフイズテックならではの雰囲気かなと思っています。

 

 

【インタビューを終えて】
自分の「好き」を形にすると言っても、1人では難しいこともあるでしょう。しかしとっぽさんとさっきーさんのように、異なる得意分野を持った人同士がパートナーとなれれば、大きなクリエイティブに挑戦できる可能性は広がるのかもしれません。

ふたりへのインタビューを通して、ライフイズテックは一緒にものづくりを楽しんだりそれぞれの得意を伸ばしあえたりする仲間との出会い、コミュニティなのだと感じました。

少しでもやってみたいことがある人はもちろん、何が好きで得意なのかが分からない人もきっと、自分に自信を持てるようになるきっかけがあるはずですよ。

 

『söpö minä(ソポミナ)』公式サイト https://sopomina.com

 

現在、Life is Tech ! Schoolでは追加募集を実施中。
Life is Tech ! Schoolは、パソコンに触ったことのない初心者でも1年間でプログラミングの基礎から実際にストアにアプリやゲームをリリースできるようになるためのプログラムです。

詳細・お申し込み:
/school/

 

また、4日間でプログラミングやデジタルアートを学ぶ短期集中プログラム「Life is Tech ! WINTER ONLINE CAMP 2020」の開催が決定。
プログラミング初心者はもちろんのこと、パソコンやソフトにほとんど触れたことのない方でも誰もが参加できる内容です。2011年にスタートし、これまで延べ47,000人が参加した国内最大級の実績をもつプログラムです。

詳細・お申し込み:
/wintercamp2020/

 

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ライター:クリス(@qris_)

 

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世界的プログラミングコンテストで入賞を果たした高校生の保護者が考える、プログラミング教育とわが子の可能性の伸ばし方【後編】 /news/member/2020-interview-parents-02?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=2020-interview-parents-02 /news/member/2020-interview-parents-02#respond Wed, 22 Jul 2020 04:45:34 +0000 /news/?p=4449 前編では、幼少期に興味を持ったものをさらに伸ばす、杉山家流の「子どもの挑戦をサポートする環境の整え方」をお伺いした。 後…

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前編では、幼少期に興味を持ったものをさらに伸ばす、杉山家流の「子どもの挑戦をサポートする環境の整え方」をお伺いした。
後編では中学受験を乗り越え、ライフイズテックのスクールに通い始めた丈太郎さん。
そんな彼を支えたご両親に、思春期の子どもの「やりたい」を応援するために親ができることを語ってもらった。

前編はこちら


【後編】

ものづくりが好きな息子に用意した、プログラミングというフィールド

「丈太郎が元々持っていたものづくりへの強い興味関心は、ライフイズテックに通うことで倍増していると思います」

と、雅子さん。またスクールに通いながら丈太郎さんは、長期休暇に開催されるキャンプに何回も参加しています。

「クリスマスキャンプから帰ってきた時は、驚きましたね。キャンプの思い出を家で語りながら泣くんですから(笑)」

そんな丈太郎さんの姿を見ていた雅子さんは、息子にとってライフイズテックがどんなに大切な場所なのかを改めて感じたと言います。

「プログラミングに関心を持つ同世代の仲間やメンターさんがいることも、丈太郎の意欲をかきたてていると思います。作品を見せ合いアイデアを出し合う。そういう切磋琢磨できる環境の中で小さな自信を積み重ねていけたからこそ、ライフイズテックでの学びが楽しくて仕方ないのではないかと」

ライフイズテックスクールの様子

楽しくプログラミングを学べる、息子にとっての大切な居場所

父・大輔さんは楽しそうにプログラミングを学ぶ息子の姿を見て、ライフイズテックには、共通の志を持つ同世代のコミュニティとしての価値も感じていると言います。

こう語ってくれた大輔さんですが実は、4人の子供達の教育資金でどこを優先するべきかについて夫婦間で話し合ったことがあるそう。それは大輔さんの会社経営に暗雲が立ち込めた時。しかしこの時、雅子さんが「丈太郎からライフイズテックを取り上げていい方向にいくとは思えない」と大輔さんに強く訴えました。

大輔さんはプロにプログラミングを学ぶ場所としてライフイズテックをすすめる理由を、語ってくれました。

「中高生はもちろんメンターさんや、スタッフさんがみな楽しくプログラミングを学んでいるライフイズテックは、子どものプログラミングへの興味関心を育んでくれる場所。ライフイズテックは、決してお手頃な習い事ではありません。ただプログラミングという共通項を持った同世代の仲間たちと学べる環境はきっと、子どもにとって思いがけないつながりを生み出してくれると思います」

丈太郎さんの作品

そして今——。ライフイズテックに通い続けている丈太郎さんは、福笑いアプリでWWDCの入賞を果たし、思いついたアイデアをアプリという形で生み出し続けています。

子どもの「やりたい」を応援するために親ができること

プログラミングを使いこなせるIT人材が必要な時代が、すぐそこまできている——。こんな未来が、教育を通して見えてくるようです。

中学では2021年、高校では2022年よりプログラミングが必修化に

とはいえ、必ずしも自分の子どもがプログラミングに関心を持つとは限りません。また子どもがプログラミングに興味を持ったとしても、自分は何をすべきか分からないと悩む保護者の方もいると思います。

「我が家では教育は投資と考えています。子どもがプログラミングに興味を持ったとしてその投資をためらうのはきっと、親自身がプログラミングを理解していないからではないでしょうか」

大輔さんは、保護者にもこれからの時代に必要な力を知る努力が必要ではないかと話してくれました。

丈太郎さんが学校の部活動で運営しているYouTubeサイト

プログラミングに限らずあらゆる習い事は、試す、体験することが大切だと思います。子どもは生まれながらに個性を持っていて、本来なら発揮するのに力はいらないと思うんです。ただ親がそれを知ろうとせずに子どもの個性や関心が発展する場を用意できなければ、習い事はただの楽しい体験・思い出で終わってしまうのではないかと」

丈太郎さんがアプリ制作をはじめ、ものづくりに没頭できているのは、彼のすることに興味を持つご両親の存在も大きいと、この言葉から分かった気がします。

最後に学校でも取り入れられるプログラミングについて、親目線からの考えも伺いました。

プログラミングは間違いなく、これからの時代において武器になるスキルだと思います。むしろこの武器を持っていないとマズいのではと思うくらいです。これからの時代において武器となるプログラミングスキルを身につけるのなら、やはりプロのもとで学ぶことをおススメしますね。」

と大輔さん。

「学校でもプログラミングの授業が始まっているようですが、おそらく先生たちも手探りなんですよね。だから生きる力としてのプログラミングスキルの習得を学校にばかり期待するのは重いんじゃないかと思います」

雅子さんも、学校だけでプログラミングの力をつけるのは、現状難しいのではないかと考えているそうです。

これからの時代において、子どもたちの生きる力の1つとなりえるプログラミング。子どもがプログラミングに関心を持った時に親としてできることは、その道のプロのもとで学ぶ場所を用意することなのかもしれません。

<編集後記>

今回杉山さん親子の話を伺って感じたのは、ご両親が丈太郎さんの興味関心を一緒に楽しんでいるなあ、ということ。

自分の子どもが一体何に興味があって、何をしている時間が楽しそうなのか、しっかり観察して環境を用意すれば子どもは主体的に自分の可能性を伸ばしていけるのではないかと感じました。

子どもが目の前で夢中になっている姿を通して一番近くにいる親ができることを少し立ち止まって考えてみませんか?

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インタビュー・文:クリス(@qris_)

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世界的プログラミングコンテストで入賞を果たした高校生の保護者が考える、プログラミング教育とわが子の可能性の伸ばし方【前編】 /news/member/2020-interview-parents-01?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=2020-interview-parents-01 /news/member/2020-interview-parents-01#respond Wed, 22 Jul 2020 04:44:51 +0000 /news/?p=4438 2020年から、プログラミングが学校教育でも順次導入される。どんな授業になるのかが見えない中で、「子どもをプログラミング…

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2020年から、プログラミングが学校教育でも順次導入される。どんな授業になるのかが見えない中で、「子どもをプログラミング教室に通わせるべきか」と悩んでいる保護者の方も多いのではないだろうか。
ライフイズテックには、アップルが主催する『Worldwide Developers Conference(以下、WWDC)』という世界中の学生を対象としたプログラミングコンテストで今年、日本人で唯一弱冠16歳で入賞を果たした杉山丈太郎さんというスクール生がいる。

杉山丈太郎さんのインタビュー記事はこちら

アプリを含め、あらゆるものづくりが好きだという彼は、思いついたものを続々と形にし続けている。そんな彼の背中を押しているのがご両親だ。

今回は杉山丈太郎さんのご両親がなぜ息子の習い事にプログラミングを選んだのか。また子どもの可能性を伸ばすために親ができることについて伺った。

プログラミングに出会うまでの幼少期の環境づくり、インタビューを前後編でお届けしたい。

【前編】

「まずはやってみよう」子どもの挑戦をサポートする環境の整え方

「丈太郎は幼い頃から廃材を分解したり組み合わせたりして、オリジナルのおもちゃを作るのが好きな子でした。自動泡だて器のようなものを作っていたのを覚えていますね……」

幼少期からものづくりに熱中していたという丈太郎さん。そんな息子の姿を見て母・雅子さんは、その情熱をさらに伸ばす方法としてプログラミングに着目しました。なんとか見つけ出したレゴのロボットプログラミング教材を使ったプログラミングスクールの体験中テンションが上がりっぱなしだった息子の姿を、今でも覚えていると雅子さんは語ります。

あらゆるものづくりに熱中していた幼少期

杉山家では、「まずはやってみよう」「やらないよりもやってみよう」という方針を大切にしているそう。そのため丈太郎さんのご両親は、子どもたちがあらゆることに挑戦できるよう、環境を整えるように努めています。

杉山家流子どもの挑戦をサポートする環境の整え方は2パターン。1つめは、すでに子どもが興味を持ったものに合わせて用具や環境を用意すること。そしてもう1つは、子どもが興味を持ちそうで、かつ親も面白そうだと思ったものを体験できるようにすることです。

自分の子どもとはいえ、その子が何に興味を持つかを予想するのは難しいのでは——?
このように疑問を感じた人もいるのではないでしょうか。

「とにかく子どもを観察して、何に関心があるかを見極めるようにしていました。うちは4人子どもがいるのですが、みんな関心ごとが違うんですよ。だからどんな環境を用意したらいいかは、子どもによって変わります

こう話す雅子さんは丈太郎さんの興味関心を見極めた結果、小学生のころはロボットプログラミングスクールを、中学生になってからは慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下SFC)で実施されるライフイズテックの夏キャンプを紹介したそうです。

夏キャンプの様子

子どもの関心に親が関心を持つ。そして子どもがその時々で向き合うべきことを考える

ライフイズテックの夏キャンプに参加した丈太郎さんから雅子さんは、キャンプが終わってすぐにスクールにも通いたいとさっそく相談されたそう。

「まずはやってみよう」「やらないよりもやってみよう」という方針を持つ杉山家ですが、「好きなことを続けるのは、やるべきこともきちんとやってから」という条件も大切にしているんだとか。このやるべきこととは、子どもがその時々で向き合うべきこと。例えば、学校の成績や家での役割分担などの条件があったそうです。

丈太郎さんは小学生の間、ロボットプログラミング以外にもアプリ開発など他の分野への興味が広がり始めていたものの、アプリ開発系のスクールには通わず中高一貫校の受験にシフトしています。これはご両親の「中学高校と自分の進路を真剣に考えるタイミングにとことん自分の好きなことに打ち込む時間をぶつけたほうがいいのではないか」という想いと、丈太郎さんの好きなことに熱中しやすい性格を考慮したうえでの判断でした。

ロボットプログラミングスクールでのプレゼン

そして晴れて中学生になった丈太郎さんは、ご両親との約束である英検の合格、学校での成績などをクリアし、ライフイズテックのスクールに通うこととなります。

 

<後編につづく>

後編
1.ものづくりが好きな息子に用意した、プログラミングというフィールド
2.楽しくプログラミングを学べる、息子にとっての大切な居場所
3.子どもの「やりたい」を応援するために親ができること

>> 後編はこちら

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Appleが毎年、技術者・開発者向けに開催しているイベント『Worldwide Developers Conference(以下、WWDC)』。新商品発表や最新技術の説明、基調講演などAppleの今がつまったイベントで今年、『Swift Student Challenge』という学生アプリ開発者向けのコンテストが開催された。ここで日本人で唯一入選したのが、今回インタビューをした杉山丈太郎さんだ。

現在高校2年生の杉山丈太郎さん。彼はライフイズテックに中学1年生の頃から通いながら、さまざまなアプリを生み出し続けている。

今回はそんな彼に、プログラミングとの出会いやその面白さ、さらにライフイズテックの魅力について伺った。

1.ものづくり大好き少年が出会ったプログラミングとライフイズテック

2.世界的コンテストで入賞。2時間でアプリを制作。動画制作まで!

3.プログラミングのスキルを、志を持った仲間とともに伸ばせる大切な居場所

<編集後記>

 

ものづくり大好き少年が出会ったプログラミングとライフイズテック

豆電球に豆電池をつないで電気をつけたり、反対に解体したり、廃材を組み合わせておもちゃを作ったり……。子どもの頃からとにかくものづくりが大好きだったという、杉山さん。

そんな彼が初めてプログラミングという概念に触れたのは、小学4年生の頃。お母さんからすすめられた、ロボットプログラミング教材の『レゴマインドストーム』を使ったプログラミングスクールに参加した時でした。組み立てたロボットが思い通りに動く——。この体験が楽しくて、ますますものづくりにのめりこんでいったそうです。

そして受験を経て中高一貫校へ進学した杉山さんは、プログラミングを学ぶ新たな場所をお母さんの紹介で知ります。それがライフイズテックの夏キャンプでした。

当時、杉山さんが選んだのは、WEBデザインコース。キャンプの期間内に杉山さんは、自分の物語のサイトを作りました。頭の中で思い描いたものを形にできるのが楽しくて、キャンプ会場までの移動時間にも開発を進めるほど夢中になったそうです。

またプログラミングだけでなく、キャンプで過ごした時間も特別なものだったと杉山さんは語ります。ユニークなキャンプの司会者のキャラクターに、つい熱中してしまう謎解きアクティビティ。プログラミング以外の時間も充実していて、一気にライフイズテックのキャンプのトリコになったそうです。

「当時の僕は坊主頭で丸眼鏡をかけていたんです。まるで某子ども向け工作番組に出てくる人みたいな見た目だったので、わくわくさんというニックネームになりました。」

最初の共通項はプログラミングへの関心のみ。そんな初めて会った同世代の仲間とも、ニックネームで呼び合うほどあっという間に打ち解けられたそう。

そんな思い出いっぱいのキャンプが終わり、杉山さんはご両親にライフイズテックのスクールにも通いたいと相談をしました。「やるべきことをきちんとやってから。」というご両親との約束を果たし、杉山さんはライフイズテックのスクールに通い始めます。

スクールで選んだのはiPhoneアプリプログラミングコース。お父さんからMacのおさがりをもらったこともあり、杉山さんはプログラミングスキルをメキメキとつけていきます。そして今もなお、iPhoneアプリ制作に熱中しているのです。

 

世界的コンテストで入賞。2時間でアプリを制作。動画制作まで!

「WWDCのプログラミングコンテストに出場してみない?」

自分の作りたいものをプログラミングを用いてどんどん形にしていた杉山さんにある日、スクールのメンターであるモンスターから提案がありました。

Swift Student Challengeは世界的なコンテスト。しかも応募要項には「3分以内に体験できる」「英語化されたコンテンツ」との記載がありました。ここまで大きな規模で言語のハードルもあるコンテストとなると、出場をためらってしまいそうなもの。しかし杉山さんは普段からApple製品の大ファンで、毎年、日本時間の深夜に行われるWWDCをオンタイムで視聴していたこともあり、このコンテスト参加にとても意欲的でした。

海外の人の目に新鮮に写るものは何か——。杉山さんはアイデアを出す中で、シンプルかつ日本らしさも感じられる「福笑い」がいいのではないかと思いつきました。そしてメンターに相談したりスクールの仲間たちと実際に福笑いをやってみたりして、このアイデアで進めることを決めます。

仲間と家族のサポートも受けながら作ったアプリは、見事入賞。

「爪あとを残せればいいと思っていましたが、まさか入賞するとは……!」

日本からの唯一の入賞という形でAppleに認められたことが、なによりの喜びだっとのことです。


世界的コンテストで結果を出した杉山さんは、現状に満足することなく、その後も定期的にアプリをリリースし続けています。

テレビ番組の『VS嵐』の1コーナー「カタカナ嵐」を、家族で真似て遊んでいた杉山さん。このゲームでは、誰かがカタカナのお題を出す必要があります。杉山さんはこのお題出しにかかるマンパワーを、アプリを作って解決しました。その制作時間はなんと、思いついてから約2時間だったそう。

また杉山さんの創作意欲はプログラミングにとどまりません。学校ではブラチリブという部活を立ち上げ活動しています。月に一度、観光地に足を運び、その時の様子をまとめてYouTubeにアップしているそう。もちろん動画の編集も自分たちで。杉山さんのお父さんから譲り受けた編集ソフトを駆使しながら、独学で進めているんだとか。

杉山さんをこんなにもものづくりにかきたてるのは、一体何なのでしょうか。

「とても難しい質問ですね(笑)。本当に、ふと思いついたものを形にしているので」

杉山さんがあまりにサラっと答えるので簡単なことのように感じますが、ふと思いついたものを形にするのは本来、とてつもなく難しいことだと思います。

ただ杉山さんはその難しいことをサラっとやってのけるだけの知識やスキル、そしてものづくりへの情熱をライフイズテックで育んでいるのではないでしょうか。

プログラミングのスキルを、志を持った仲間とともに伸ばせる大切な居場所

「プログラミングは、スキルさえあれば自分の作りたいものを形にできる手段なんです。頭で思い描いたものをそのままアウトプットできるから面白いんですよ」

思いついたものをササッと形にしてしまう、そんなわくわくさんの名を欲しいままにしているような杉山さんは、プログラミングの魅力についてこう語ってくれました。

ただ、これだけのスキルが身についているのであれば、もうスクールに通わずとも作りたいものを形にできるようにも感じます。

「ライフイズテックには、プログラミングに興味があって、志を持って作りたいものを形にしている同世代がいる。中高生だけのコミュニティだからこそ刺激し合えるし、なにより楽しい居場所なんですよ」

プログラミングスクールと聞くと、コードを打ち込んだりソフトを操作したりする光景が思い浮かぶ人もいると思います。しかし杉山さんの言葉からは、ライフイズテックというプログラミングスクールで育めるのがスキルだけではないことが伝わってきました。

「プログラミングを好きになるきっかけであり、プログラミングに興味がある人がぐんぐん伸びる場所、それがライフイズテックだと思います」

 

<編集後記>

プログラミングと聞くと、「難しいんでしょ?」と構えてしまう人もいると思います。しかし自分が好きなことややりたいことを叶えるためなら、きっとそのものづくりの過程も楽しいと感じるのではないでしょうか。今回杉山さんにインタビューをして、私はこう感じました。

ライフイズテックというコミュニティで仲間たちと切磋琢磨しながら、新たなアプリを生み出し続ける——。そんな杉山さんの姿が目の前に浮かんでくるようなインタビューでした。

******

 

プログラミングに興味がある人はもちろん、ものづくりが好きな人は、ぜひライフイズテックに参加してみませんか?

杉山さん的には、「スクールは自分の作りたいものを形にする力をつけていく場所。キャンプはどちらかというとアクティビティや仲間との出会いを通してプログラミングを好きになる場所」とのこと。楽しくプログラミングに触れる機会となる夏キャンプの申込は、2020年7月20日(月)まで。

インタビュー・文:クリス(@qris_)

 

 

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新幹線の移動中に、アプリ開発——。
一見無謀にも見えるこの挑戦を実行した高専生がいる。今回インタビューをした田中颯太さんだ。
田中さんはなぜ、移動中にアプリをつくるほどプログラミングにのめりこんだのだろうか。その理由を聞いた。

 

ー プログラミングの楽しさは、学んでも学びきれないところ
ー アプリをパパっと開発できたのは、分からないことをすぐに調べる習慣ができたから
ー ライフイズテックは、プログラミングを楽しく学ぶきっかけとなる場所

 

プログラミングの楽しさは、学んでも学びきれないところ

—— はじめに、田中さんがライフイズテックに参加したきっかけを教えてください。
小学生の頃に通っていたプログラミングスクールで紹介してもらいました。

—— 中学生になる前からプログラミングに触れていたんですね!
はい。5年生の頃から始めました。それまではプログラミングどころかパソコンにも興味がなくて。でもプログラミングソフトのScratchでゲームをつくるのが楽しくて、ハマっていきました。

—— 中学生になって入ったライフイズテックでは、プログラミングの難易度もあがりましたか?
あがりました。小学生の頃はブロックを積み立てるだけでゲームをつくれていたんですが、ライフイズテックでは初めて本格的にコードを書くようになって。だから最初は、ただ文字列を入力するだけみたいな感じでしたね。でもメンターさんに教えてもらったり自分で調べたりする中でコードの意味が分かるようになったので、さらにプログラミングの楽しさにのめり込んでいきました。

—— 田中さんは、プログラミングのどんなところに楽しさを感じるんですか?
実装したい機能が、正しく動いた瞬間に楽しさを感じます。やはりいろいろ考えてコードを書いていくので、ちゃんと動いてくれるとうれしくて。また、さらにいいものをつくっていくためには今以上の知識やスキルが必要になるので、どれだけ学んでも学びきれないところにも面白さを感じます。

 

アプリをパパっと開発できたのは、分からないことをすぐに調べる習慣ができたから

—— プログラミングにどんどんハマっていった田中さん。ライフイズテックを通して、どんな作品をつくってきたのでしょうか?
いろんなアプリを開発しました。なかでも写真に映ったものを判別するアプリは、中学3年生の時にアプリ甲子園に出して思い出に残っています。また僕は、新幹線での移動中や旅行先などの日常生活のなかでもアプリをつくってきたんです。

—— 日常生活でもですか!? ちなみにどんなアプリを?
新幹線での移動中につくったのは、移動速度を測るアプリです。「今何キロで走行しているのかな」とふと疑問に思ったのでつくりました。また箱根旅行に行った時につくったのは、今いる場所の気圧を見るアプリです。これも旅行先でパパっとつくりました。

—— パパっとつくれちゃうこともそうなんですが、そもそも走行速度とか気圧が気になることもすごいなあ、と。
アプリのアイデアにつながることには、日常的にアンテナを張ってメモを取っています。今回話した速度のアプリも気圧のアプリも、まずはアプリストアで探したんですが欲しい機能がないうえ広告も出てきて。だったら自分でつくろうかなと思ったんですよね。

—— きっと開発を一人で進めているとつまずくこともあると思います。そういう時はどうやって解決しているんですか?
まずはとにかく自分で調べます。今はネットに情報がたくさんのっているので、大抵のことは検索すれば出てきますし。ライフイズテックには、この「分からないことを調べる力」を鍛えるアクティビティもあるんですよ。

—— そんなアクティビティもあるんですね。
アクティビティやスクールでの学びがあったから僕には、「分からないことをすぐに調べる」という1人で開発を進めていくうえで大切な習慣が身についたと思っています。またライフイズテックの場合、本当に分からないことにぶつかったら聞ける人がいるというのも、とても心強かったですね。

—— それはメンターさんに?
そうですね。しかも僕の場合、ライフイズテックに通った4年間のうち2年間ずっと同じメンターが担当してくれたんですよ。仲良くなれたのはもちろん、技術力があってそのうえ常に学び続けている人だっだから、プログラミングの基礎から最新の情報まで本当にいろいろ教えてもらいました。

—— プログラミングの専門知識が豊富な人と仲良くなれるのは、ライフイズテックならではかもしれませんね。
メンターはもちろんメンバーもプログラミングに関心のある人が集まっているので、話す時間が楽しかったですね。また自分の作品を誰かに見てもらえる環境だったことも、ライフイズテックに通ってよかったと思える点です。メンターやメンバーに作品をみてもらうことが、自分の開発のモチベーションにもなっていました。

—— 人に見てもらうことで、自分にはない発想と出会えることもありますしね。
またリリースする経験ができたのも、とてもよかったと思っています。アプリ甲子園に出した作品をアプリストアに出したところ、レビューがもらえたんです。やはりいろんな人に見てもらうことで、開発にもますます力が入りましたね。

ライフイズテックは、プログラミングを楽しく学ぶきっかけとなる場所

—— 今はライフイズテックを卒業していると聞いていますが、まだ開発は続けていますか?
学校が高専で、プログラミングもする学科なので続けています。最近だと、全国高等専門学校プログラミングコンテストに出す作品を、ゼミの仲間たちと一緒につくりました。

—— 一人で開発するのとチームで開発するのとでは、大変さもちがったのでは?
チーム開発だと、自分の実装が終わならければ他のメンバーの作業に影響するので、その緊張感はありました。またプログラミング初心者の1年生も一緒につくったのでサポートに回ることも多かったのですが、教えることの難しさも感じていましたね。ただやはり思い描いた動きを実装できた瞬間は、何度体験してもうれしいものなんです。

—— その感動が、田中さんを突き動かしているんですね。
はい! そして僕がこの感動と出会えたのは、ライフイズテックがあったからだと思います。実は僕が高専という進路を選んだのは、ライフイズテックでプログラミングの楽しさを知って、もっと深く学びたいと思ったからなんです。だから僕にとってライフイズテックは、プログラミングをめちゃくちゃ楽しく学ぶきっかけとなる場所だったと思っています。

******

今回のインタビューでは、田中さんの「とにかくプログラミングが楽しくて仕方がない!」という気持ちが伝わってきました。

きっとこれからも田中さんは、プログラミング愛を炸裂させながら数々のアプリを開発していくのだろうと思います。田中さんの柔軟な気付きや発想力からどんなアプリが生まれるのか、楽しみです!

ライター:クリス(@qris_)

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【メンバー成長記】Unityインターハイでゴールドアワードをとった高校生が、受賞以外に得た大切なものとは? /news/member/2020-memberinterview-03?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=2020-memberinterview-03 /news/member/2020-memberinterview-03#respond Mon, 13 Apr 2020 06:57:16 +0000 /news/?p=4010 全国の高校生や高専生、小・中学生が参加するオリジナルゲーム開発の全国大会、「Unityインターハイ」。101校、134作…

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全国の高校生や高専生、小・中学生が参加するオリジナルゲーム開発の全国大会、「Unityインターハイ」。101校、134作品というたくさんのエントリーがあったなか本選に出場し、しかもゴールドアワード(上位7名に入賞)という賞を獲得したのが島田東子さんだ。
そんな彼女に今回は、Unityインターハイに出るまでの心境や大会に出てからの自身の変化について語ってもらった。


ー 百人一首からプログラミングの世界へ。新しい挑戦の場に選んだのは、大好きなゲームづくり
ー 大会でゴールドアワード受賞! でも最初は、エントリーする気なんてなかった
ー 楽しいものづくりの1つ「プログラミング」をこれからも続けていきたい

百人一首からプログラミングの世界へ。新しい挑戦の場に選んだのは、大好きなゲームづくり

—— ライフイズテックに参加したのは、スクールから?
はい、スクールからです。ちょうど前の習い事を辞めた時期で、新しく何かをはじめたいなと思っていて。その時、友人がキャンプに参加したことを楽しそうに話していたのを思い出して、ライフイズテックに通うことにしました。

—— 前の習い事もIT系だったんですか?
いえ。百人一首をしていました。

—— また、なぜ全くちがうジャンルの習い事ですね! プログラミングに興味があったのでしょうか?
特にプログラミングへの興味はありませんでした。ただゲームが好きだったので、それをつくれるライフイズテックに興味を持ったんです。

—— ライフイズテックに通い始めてから、どんなゲームをつくってきたのでしょうか?
RPGやアクションゲームです。またフリーゲーム投稿サイト「unityroom」に、テーマにそったゲームを短期間でつくって投稿してきました。

—— どんなテーマのゲームだったんですか?
「つながる」では、たくさんの電話機の中から唯一外界につながるものを探し当てるゲームを、「集める」では鳩に豆を集めさせるゲームを、「探す」では“探素”とタイトルをつけてパネルの中から素数を探し出すゲームをつくりました。

—— テーマに沿ったユニークなアイデアがさく裂していますね!
そ、そうですかね(笑)? でも、すべてが思い通りにつくれたわけではないんですよ。「集める」ゲームは対戦ゲームにしたかったんですが、時間が足りなくて。

—— それでも、いろんな人に見られる場所に投稿できるだけでもすごいです! ちなみにRPGやアクションゲームについても、聞いていいですか?
はじめての長編RPGは、バグが出てくる世界で敵を倒すゲームをつくりました。そして今も開発を続けているのは、『かえるはかえる』というカエルが出てくるアクションRPGゲームです。謎解き要素も盛り込みつつ世界観にとことんこだわり、とにかく私が「カワイイ!」と思うものをつめこんだ内容となっています。

—— 今まさに制作真っ最中なんですね! 
来年には完成予定で、リリースも考えています。

大会でゴールドアワード受賞! でも最初は、エントリーする気なんてなかった

—— ちなみにライフイズテックでは大会に出場する人も多いと聞きます。島田さんは何かの大会にエントリーをしましたか?
今つくっているカエルのアクションゲームを、Unityインターハイに出しました。

—— 開発中のゲームでも出場できるんですね! ちなみにもう結果って出ているのでしょうか?
ゴールドアワードを受賞しました。

—— おめでとうございます!
ありがとうございます。でもまさか受賞できるなんて思っていなかったので、私自身も驚きました。最初はエントリーするつもりがなかったくらいですし。

—— 意外です。てっきり自分からエントリーしたのかと。
メンターさんに「出すよね?」と言われて、「あ、はい……」みたいな感じでしたね……。正直つくっているゲームに、大会にエントリーするほどの自信がなかったんです。出したところで一次敗退だろうと思っていました。

—— なぜそう思っていたのでしょうか?
Twitterで過去のUnityインターハイ出場者のゲームを見ていて、到底かなわないなと感じたからです。

—— じゃあ本当に「思わぬ結果」という感覚だったんですね。
はい。ただ出場してゴールドアワードを受賞してはじめて、思っているよりいいゲームがつくれているんだという自信はつきました。なにより出場したからこそ、得られた経験もたくさんあって。

—— どんな経験だったんですか?
まず、ゲーム制作のプロからフィードバックがもらえたことです。ライフイズテックのなかでもフィードバックをし合うことはありますが、より実践的な講評をもらえたので、今開発中のゲームにめちゃくちゃいかせています!

—— ちなみにどんなコメントをもらったのでしょうか?
まず、世界観が統一されていることと総合的なバランスのよさを評価してもらえました。世界観づくりはこだわっていたので、うれしかったですね。反対にアドバイスしてもらったのは、ゲーム画面からトップに戻るボタンをつけることと、アクションゲームならではのスムーズな動きをみせるために影を使うことです。

—— かなりしっかりと見てもらえるんですね!
はい! しかも大会に出たことで、私のゲームをたくさんの人に知ってもらえたんです。出場者同士はもちろんなんですが、SNSを見てあこがれていた人からもコメントをもらえて。ゲームづくりの仲間とつながれたことも、私にとって大切な経験となりました。

また私ともう1人女の子が大会に出場していたんですが、彼女は「価値観が変わるほどのゲームだった」という講評を受けていたんです。そのコメントを聞いて私もそんなゲームがつくれたらいいなと思いました。

—— 刺激を受けたんですね!
同じ女の子ということもあったからか、自分も頑張ろうという気持ちになりました。

—— ちなみに大会での結果は、周りの人に報告しましたか?
はい。両親はもちろんライフイズテックのメンターさんたちにも伝えました。

—— とても喜んでくれたのでは?
そうですね。というよりメンターさんは、今の担当の人だけでなく前の担当の人まで会場に応援しに来てくれていたんですよね。結果が良くなかったらわざわざ来てもらったのに申し訳ないと思っていたので、ちょっとホッとしましたね。

—— 頑張ってゲームをつくっていた島田さんを知っているからこそ、きっと最後まで見届けたかったんですよ。
応援してくれているのを大会までの期間でも感じていたから、その場でいい結果をみせられてよかったなと思っています。締切直前にゲームを提出した時も、慣れないファイル形式に戸惑っていたら丁寧に教えてくれて。このようにメンターさんをはじめ本当にたくさんの人に支えてもらったからこそ、ゴールドアワードがとれたと思っています。

楽しいものづくりの1つ「プログラミング」をこれからも続けていきたい

—— ライフイズテックに入ってゲームをつくってみて、あらためてプログラミングってどんなものだと感じていますか?
ものづくり、表現方法の1つとして、とても面白いと感じています。私はもともと編み物や絵を描くことも好きだったんですが、ライフイズテックに入ってみてプログラミングもこれらのものづくりと共通していることに気付きました。だからハマったんだな、と。

—— どの辺が共通しているのでしょうか?
編み物は一本の毛糸を同じ行程をくりかえすことで、1つの作品になります。プログラミングもアルファベットの羅列を書いていくと思い描いた動きが表現できるので、そこが似ているなと思いました。またどちらも、地道な作業やうまくいかないことを乗り越えた先に完成が待っています。その時に味わえる感動も共通していると思うんです。

—— 最初はプログラミングにそこまで興味がなかったとのことですが、これからも続けていきたいものづくりに加わりましたか?
そうですね。まだ先のことは想像できませんが、ゲームはつくり続けていきたいので、ゲーム制作の仕事にかかわれたらいいなと思っています。

******

ゲームに限らず自分がつくったものを誰かに見てもらうことは、勇気のいることだと思います。しかしその勇気を出すことで、これまで気付けなかった自分の魅力やもっと伸ばせる部分が見え、さらには思いがけないつながりも生まれるのではないでしょうか。

島田東子さんの「好き」をつめこんだゲームがより多くの人に届く日を、私も楽しみにしています!

ライター:クリス(@qris_)

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【メンバー成長記】最初はライフイズテックに消極的だった高校生が、参加して見つけたかけがえのない宝物とは? /news/member/2020-memberinterview-02?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=2020-memberinterview-02 /news/member/2020-memberinterview-02#respond Tue, 24 Mar 2020 03:20:53 +0000 /news/?p=3996 ライフイズテックのプログラミングスクールは現在、東京と神奈川、大阪、そして名古屋に全7校ある。今回インタビューしたのは、…

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ライフイズテックのプログラミングスクールは現在、東京と神奈川、大阪、そして名古屋に全7校ある。今回インタビューしたのは、名古屋校に通っていた原奏太さん。「開発姿勢が真面目」で「他のメンバーにもアドバイス」をしてくれる彼は、名古屋校でも目立つ存在だったという。
今回はそんな彼に、ライフイズテックに入ったきっかけや思い出、さらにはこれから先のことについて語ってもらった。


ライフイズテックに参加した理由は、スマホを買ってもらうためだった!?
文化祭のアプリづくりに挑戦! 背中を押してくれた人の言葉
大切にしたいつながりができたライフイズテック。いずれはメンターに

ライフイズテックに参加した理由は、スマホを買ってもらうためだった!?

—— まずは、ライフイズテックに入ったきっかけから聞かせてください!
初めてライフイズテックに参加したのは、2016年の夏キャンプからです。そこからスクールにも通い始め、10回以上はキャンプにも参加してきました。

—— そもそもライフイズテックをどうやって知ったんですか?
学校に置かれていたチラシで知りました。

—— キャンプに参加したのはそのチラシが気になったから?
いえ。そのチラシを見た時は「ふ~ん」みたいな感じでしたね(笑)。

—— ではなぜ、キャンプに参加したのでしょうか?
スマートフォンを買ってもらうための口実だったんですよ(笑)。

—— ええ~!!
ライフイズテックを知った中学生の頃の僕は、スマートフォンを持っていませんでした。周りの友達も持っているし欲しいと思っていた時に、ちょうど妹が進学した中学校で調査学習の際にスマートフォンが必要になると知って。僕も一緒に買ってもらおうと思ったら、ライフイズテックのキャンプに参加するならいいよと言われて、しぶしぶ参加したんです(笑)。

—— なぜお母さんはスマホを買う条件に、ライフイズテックに参加することを挙げたのでしょうか?
これからの時代、プログラミングを知っておいた方がいいと考えていたようです。ただ僕は、初めてすることに対してあまり積極的になれる性格ではありませんでした。だからキャンプに参加するとなった時にとても心細くて。

—— でもそこからスクールに通い、何回もキャンプに参加するほどライフイズテックにハマっていますよね? 何かハマるきっかけがあったのでしょうか?
ライフイズテックが僕にとって、知らなかったたくさんのことに触れられる絶好の機会だったからです。まず、手にしたばかりのスマートフォンのアプリを自分でつくれることに感動して。それからキャンプやスクールで出会ったメンバーやメンターのみんなが、僕の知らないことをいろいろ教えてくれたんですよ。

—— 例えば、どんなことを?
最初に参加したキャンプで一緒の班になったメンバーからは、面白いウェブゲームを教えてもらいました。そして次のキャンプでそのウェブゲームを他のメンバーにおすすめしていたら、メンターさんからそのゲームを作っているのは、Unityだと教えてもらいましたね。またメンターの皆さんとは、プログラミングと関係のないアニメの話で盛りあがることもあって。

—— プログラミング以外の情報もいろいろゲットできたんですね。
実は僕のスマホには、家の方針で18歳以下の閲覧フィルターがかかっていたんです。だからTwitterでの情報収集ができなかったんですが、ライフイズテックでは人づてにいろんな情報が入ってくるので学校の友達との話題づくりにもつながっていました。

—— ライフイズテックがTwitter代わりだったんですね。
話題は多少偏っていますが……(笑)。

—— 業界特化のTwitterだ!
そうですね(笑)。そういったたくさんの情報が人から人へと伝わる明るい雰囲気が好きで、自然にライフイズテックにハマっていったんだと思います。また学校によくあるグループみたいなものもなく、誰もが気軽に話せる空気感があったから居心地もよかったですね。

文化祭のアプリづくりに挑戦! 背中を押してくれた人の言葉

—— ちなみにこれまでどんな作品をつくってきましたか?
キャンプでは教科書にのっている時計や電卓、クイズ、単語帳、画像加工などのアプリを、オリジナル要素も含めつつ一通りつくってきました。なかでもカウントアプリはβ版ではありますがリリースもして、改良したものを高校の文化祭でクラス企画入場者を数える際に使ってもらったんです。

—— めちゃくちゃ実用的なアプリを開発しているじゃないですか!!
クラスメイトが人数をカウントするアプリを探していたので、ぜひつくらせてほしいと名乗り出て(笑)。またクラス企画には、映像制作でもかかわったんですよ。さらに文化祭全体の公式iPhoneアプリ開発にも挑戦させてもらいました。

—— 文化祭でめちゃくちゃ大活躍じゃないですか!! 原さんは本当に初めてのことに対して消極的な性格だったんですか?
ライフイズテックに入るまではそうだったと思います。ただ名古屋校のクラスマネージャー(教室長)だったりょうさんが僕らに贈ってくれた言葉に背中を押されて、いろんなことに挑戦してみようと思えるようになったんです。

—— どんな言葉だったのでしょうか?
「自分が身につけてきた技術で、どんどん挑戦してほしい」という言葉です。この言葉のおかげで僕は、文化祭で2つのアプリをつくろうと思いました。

—— なんだかそういう言葉を贈り贈られる名古屋校には、あたたかくも切磋琢磨し合う雰囲気が流れていたんじゃないかなと感じました。
そうですね。開発中以外は、メンバーやメンターのみんなと楽しく話せる明るい雰囲気でした。雑談だけでなく、つくっている作品に対してコメントし合うことも結構ありましたし。僕も友達がつくっている作品に「こうしたほうがいいんじゃない?」と、よく声をかけていました。それくらい気になる作品がたくさんあったんですよ。

—— 楽しく刺激し合える素敵な居場所だったんですね。

大切にしたいつながりができたライフイズテック。いずれはメンターに

—— 少しこれからのことも聞かせてもらいたいのですが、ライフイズテックにはこれからも通い続けるのでしょうか?
大学受験を控えているので、いったん高校2年で卒業しました。無事大学生になれたら、今度はメンターとして参加したいと思っています。

—— きっとその想いを知ったら、メンターさんたちも喜ぶと思います。ちなみに大学はIT関係に進む予定なんですか?
いえ。ちがう方向に進もうかと思っています。ただ、文化祭でした映像制作が楽しかったので、大学生になっても個人で続けていけたらと。

—— 大学生になっても原さんは、自分の技術をみがいて新たな挑戦を続けていくんですね。なんだかりょうさんに「きちんとりょうさんの想い、届いていますよ~!」と伝えたくなりました。
ライフイズテックはそれくらい僕にとって刺激的であり、居心地もいい場所でした。決してコミュニケーションが得意ではなかった僕が、友達とのかかわり方も学べたとも思っています。大切にしたい人とのつながりができたことは、僕にとっての財産です。

<インタビューを終えて>

新たな人や居場所との出会いが、自分を変えるきっかけとなる——。
私は今回の原奏太さんへのインタビューを通して、こう感じました。

ライフイズテックのキャンプやスクールは、自分が「つくりたい」「なんとかしたい」と思う作品をつくったりリリースをしたりすることを目標としています。しかしそれ以上に「何かを生みだすこと」を通して、これから先の自分の人生を豊かにする“何か”が得られるのかもしれません。

近い未来、ライフイズテックという心地よい居場所でメンターとして活躍している原さんの姿が見られることを楽しみにしています!

ライター:クリス(@qris_)

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【メンバー成長記】プログラミングが人生を豊かにしてくれた!? ライフイズテックに6年間通った高校生が、卒業目前の今、胸に抱く思い /news/member/2020-memberinterview-01?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=2020-memberinterview-01 /news/member/2020-memberinterview-01#respond Wed, 12 Feb 2020 06:49:35 +0000 /news/?p=3858 ライフイズテックは、いわゆる習い事だ。だから通う年数は人によって異なり、平均すると2~3年のメンバーが多いという。 そん…

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ライフイズテックは、いわゆる習い事だ。だから通う年数は人によって異なり、平均すると2~3年のメンバーが多いという。
そんな中で、中学入学から高校卒業を控えた今もなお、スクールに通い続けているメンバーがいる。今回インタビューをした、増田大真(ますだ たいしん)さんだ。なぜ彼は、6年間ライフイズテックに通い続けたのか。その理由について語ってもらった。


ー 居心地がよかった。プログラミングが楽しくて通い続けた6年間
ー 少し遠回りもした。迷いなくゲーム開発を進めるために必要だった挑戦
ー プログラミングは、表現方法の1つ。ライフイズテックで学んだことを、これからの人生にいかしたい

居心地がよかった。プログラミングが楽しくて通い続けた6年間

─── ライフイズテックに通い始めたきっかけを教えてください。
大好きだったゲームがプログラミングを用いて動いていることを知り、自分でも作ってみたいと思ったからです。

─── プログラミングの存在はどうやって知ったのでしょうか?
小学4年生の頃に、母から教えてもらいました。「そのゲーム、プログラミングっていうので作られているんだよ~。」って。母も以前、プログラミングを少しやっていた時期があったみたいで。

─── 小学4年生の頃ということは、まだ中高生向けのライフイズテックには通えない年齢ですよね。
当時は、母に教えてもらった小学生向けのプログラミングスクールに通っていました。そして小学校卒業後もプログラミングをもっと続けたい、中学生になったらもっとできることを増やしたいと思って、再び母に教えてもらったライフイズテックに入ることにしたんです。

─── レベルアップを目指して、ライフイズテックに参加したんですね。実際に小学生の頃と比べて、プログラミングでできることは増えましたか?
小学生の頃に通っていたスクールではコードをあまり書く必要がなかったんですが、ライフイズテックに入ってUnityを学ぶようになってからは、コードをたくさん書くようになりました。またUnityを知ってからは、プログラミングでできることが格段に増えたと思います。

─── ちなみに中学生になってから、いつまで通っていたのでしょうか?
高校3年生になった今も、まだ通っていますよ。

─── ライフイズテックは2、3年で卒業するメンバーが多いと聞いているので、おそらく途中でメンバーが卒業していくのも見ていたんじゃないかなあと。私だったら自分もそろそろかなと考えてしまいそうです。
プログラミングが楽しかったから、特に卒業を意識したことはありませんでしたね。

─── ちなみに増田さんは、どんなところにプログラミングの楽しさを感じるのでしょうか?
プログラミングは、バーチャルな世界を形にするゲームづくりにおいて、表現できる幅が無限にある方法だと思っています。考えれば考えるほど、形にできるものが増えていく。そこがおもしろいんです!

─── 確かに、頭に思い浮かんでいる世界を自分の手で実際に動かせたら、楽しそうです。
もちろん表現できるものが無限にある以上、考えたものを形にしたければ、乗り越えなければならない壁もたくさん出てきます。エラーでつまづいて、コードを書き直すこともめずらしくありませんし……。ただこの壁を乗り越えて作品ができたときの達成感を味わったら、たまりませんよ。次はもっといいものをつくりたいという気持ちが出てきますね。

─── 達成感は、自分に「次」「さらに上」を考えさせてくれますよね。
もちろん自分が好きなことというのもあるとは思いますが、本当に自分から進んで学ぶために必要な思考や行動を学べているなと思っています。もちろん学校での勉強も大事ですが、やはりどこか「やらなければならないから、やる」みたいな感じがあるじゃないですか? 僕は、つくりたいものをつくるために楽しく通っているライフイズテックで、自分の興味関心を深められましたし、向上心も育まれているなあと実感しています。

─── 自分から進んで学べる環境と出会えたからこそ、自分の成長を実感できているんですね!
またプログラミングに意欲のある人たちに囲まれていたことも、大きく影響していると思います。スクールだけでなくキャンプにも参加していたんですが、周りの人がつくったいろんな作品を見る機会がたくさんあったので、めちゃくちゃ刺激をもらえましたね。

─── 自分の作品づくりの参考となるいい教材が、たくさんそばにあると。
もちろん周りの人の作品を見て、「自分にはこんなアイデア思いつかない」と悔しい思いを持つこともあるんですが、それが闘争心に火をつけてくれるんです。なによりすごい作品をつくるみんなを、尊敬していました。教えてくれるメンターさんも、本当に知識が豊富で。そんなたくさんの尊敬できる人と出会えるライフイズテックは、僕にとってとても居心地のいい場所でもあったんです。

少し遠回りもした。迷いなくゲーム開発を進めるために必要だった挑戦

─── ちなみにこの6年間で、どんな作品をつくってきたのでしょうか?
去年5月から本格的に、Unityを使った3D脱出ゲームを開発しています。敵が徘徊しているフィールドを抜け出すという、シンプルなゲームです。

─── ずっとその作品をつくっているんですか?
いえ。今開発中のゲーム以外にも、いろんな作品を作ってきました。しかし実は、今つくっている作品以外は、最後までつくりきれなかったんです。

─── 壁を乗り越えて達成感が味わえるのが楽しいと聞いていたので、少し意外でした。これまでのゲームを最後までつくりきれなかったのは、何か理由があるのでしょうか?
これは僕の弱みの1つだと思うんですが、つまってしまったり他に関心が移ったりして、次の新しいゲームづくりに手をつけてしまうことが続いたんです。

─── 「つくりたいのはこれじゃない」と次に移りたくなる気持ち、めちゃくちゃ分かります……。ただ、おそらく周りのメンバーの中には、リリースしている人もいたと思います。私だったら、少し焦ってしまうかなと。
友達がリリースしているのを見て、焦りもうらやましい気持ちもありました。1つの作品をアップデートしていけない自分に、引け目を感じることもありましたし。

─── そんなせん望と焦りを感じるなかで、今1つのゲーム作りに専念できるようになったきっかけは?
1つの作品にコミットできたのは、ゴールが見えたからです。ライフイズテックには“タスクマネージメントシート”というゲーム開発がどこまで進んでいるか自分で書き込めるシートがあるんですが、そこがすらすらと埋まるし次にやるべきことがはっきりと見えてきて。だから開発にも迷いがありませんでした。
また、担当してくれたメンターさんも、二人三脚でサポートしてくれたことも大きかったです。

─── 話を聞いていると、増田さんが今、迷いなく開発ができているのはきっと、これまでのゲームづくりで「本当につくりたいこと」をみがいてきたからなのかなと感じました。
そうですね。少し遠回りになったのかもしれませんが、途中まででもいろんなゲームづくりに挑戦したことは、僕にとって必要な時間だったと思います。

─── ちなみに今つくっているゲームの「ここはすごいぞ!」と思うアピールポイントは?
ステージを歩き回るときの立体感、臨場感にはこだわりました。またゲームはバーチャルな世界を表現できるとは言いましたが、現実感のある世界観を意識してつくっています。

─── 現実感のある世界観?
例えば別の部屋に行く扉は、突然現れるようなものではなく、もともとその部屋にある本棚を隠し扉にしています。

─── 某魔法使いの映画を見ているみたい!
あとは追われる敵はロボットなんですが、そのロボットは人工知能なんです。そのロボットの知能が発達していて、人が侵略されている世界をつくっています。

─── その世界観、めちゃくちゃそそられます! ちなみに、普段ほとんどゲームをしない人でもできそうですか?
操作性もシンプルに、分かりやすくを心がけ、“↑”・“↓”・“→”・“←”だけで動かせる、パソコンゲームにしました。

─── ゲーム好きな人がつくるゲームだから、てっきり難しい操作を要求されるのかと思っていました。
操作を覚えてほしいわけではなく、ゲームを楽しんでほしいので。だから、いろんな人に楽しんでもらえたらいいなと思っています。

プログラミングは、表現方法の1つ。ライフイズテックで学んだことを、これからの人生にいかしたい

─── 今開発中のゲームのリリース予定はありますか?
実はもう、Unityルームというフリーゲーム投稿サイトで公開していました。エラーが見つかったので一時的に非公開にしていますが、改善次第あらためて公開して、個人のSNSでもっと多くの人にゲームを届けられたらと思っています。また3月にある日本ゲーム大賞U22部門に、この作品をエントリーする予定です。

─── なんかもう、「満を持して」という感じですね!
ここまで、迷いなく開発をしてきたので! またこのような大会に参加することで、さらなる刺激がもらえると思っています。クオリティの高いゲームがたくさん集まりますから。だから今も難易度の設計をしっかりつくりこむなど、より楽しいゲームとなるよう開発を進めています。僕がライフイズテックで培ってきたものすべてを、出しきるつもりです!

─── すべてを出しきるという話が出ましたが、増田さんは高校卒業を目前に控えていますよね。これからの進路のことも聞いていいでしょうか?
高校卒業後は、両親がしている事業に一緒に携わる予定です。

─── それは、プログラマーとして?
プログラミングを活用する場面もおいおい出てくるかもしれませんが、まずはウェブでの販売を強化するために、自分にできることを考えて。ライフイズテックで培った開発に至るまでの考え方やタスク管理の仕方は、プログラマーだけでなくどんな仕事にもいかせるので。僕にとってプログラミングは、数ある表現方法の中の1つなんですよ。

─── プログラミングに必要な論理的思考は、どんな仕事にもいかせますよね! ちなみにご両親の会社に入るのは、自分から直談判したんですか?
「視野を広げるために、進学ではなく仕事に挑戦してみたら?」と両親から提案されたのをきっかけに、自分自身でこの道を選びました。僕はもともと、人を喜ばせることに挑戦したいという気持ちも持っていたので、あえて社会人になる選択をすることでそのヒントがつかめるんじゃないかなと思ったんです。また日本にとどまっているだけでは視野は広がらないから、海外にも行きたいと思っているんです。だから将来は、海外の大学へ進学することも考えています。

─── 人生設計がとても柔軟です! ちなみに行ってみたい大学はあるんですか?
今のところ、まだ決めていません。ゲームやプログラミングが好きなので、IT系の大学に行く可能性は高いですが、もしかしたら仕事をしてみて他のことに興味が出てくるかもしれませんし。だから、いざ大学に行くと決めた時の自分の気持ちを大切にしたいと思っています。

ただ、どんな道を選んだとしても、プログラミングは一生続けていきたいですね。できることなら、プログラミングで誰かを、世の中を幸福にできたらいいなあと、ぼんやり考えています。それくらいプログラミングやライフイズテックで過ごした時間は、僕の人生を豊かにしてくれているので。

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「つくりたいものをつくる」といっても、そのゴールにたどり着くまでにあらゆる挑戦をしてきた増田さん。

一直線に突き進むことは、「やりたいことをやる」ための最短ルートかもしれません。
ただ、意欲的にいろんなことに挑戦することで、自分の中の「本当にやりたいこと」が研ぎすまされ、見えてくる道もあるのではないでしょうか。

今はまだ、やりたいことがぼんやりしていても大丈夫。まずは、目の前のことに進んで挑戦してみよう。
私は増田さんから、こう教えてもらった気がします。

ライター:クリス(@qris_)

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